柿の葉寿司の食べ方とは

柿の葉寿司 鯖・鮭画像 柿の葉寿司のこと

こんにちは!奈良の郷土料理「柿の葉寿司」のゐざさ-中谷本舗-です。

さて、今回は初めて柿の葉寿司を食べるという方からよくいただくご質問があります。

「葉っぱはそのまま食べて良いの?」
「醤油は付けるほうが美味しい?」

今回はそんな疑問から、柿の葉寿司の食べ方についてメーカーである私たちが解説いたします!

【食べ方①】包んでいる葉っぱははがして食べる

初めて柿の葉寿司を食べるとき、ちょっと戸惑ってしまうのは、柿の葉は包んだそのまま食べて良いのかどうか?ということかもしれません。

結論を言えば、柿の葉寿司は葉っぱをはがすのが食べ方です。

柿の葉でお寿司を包んでいるのは、柿の葉寿司が元々保存食だから。
奈良・吉野地方の山深い村に住んでいた人たちが、貴重なさばを美味しくしようと考えた食べ方です。
柿の葉で包むことで、乾燥を防げるほか、今では柿の葉に防腐効果があることも知られています。

では、正しい食べ方を写真を交えて伝授します!

柿の葉寿司を手に持ち、柿の葉をはがす

柿の葉寿司の裏側から柿の葉だけを丁寧に剥がします。その時、一度にすべてをはがすのではなく、上の左の画像のように一方だけを「むく」ような感じで剥がすのがポイント。

片方だけを持ち、口に運ぶ

一方だけをバナナの皮をむくように葉っぱをはがしていくと、上の写真のようにお寿司が顔を出します。
この形で口に運ぶのが、手を汚すことなく最後まで美味しい食べ方です。

柿の葉は美味しく鯖のお寿司を食べるための相棒。お寿司には、柿の葉の薫りもほんのりしているので、剥がして、ぜひ美味しく食べてください!

【食べ方②】本来、醤油は付けずに食べる物?

こちらも良く頂戴するご質問。確かに、ゐざさの柿の葉寿司には、お醤油が付いている商品は多いです。ですが、醤油をつけずにそのまま食べるのが本来の食べ方です。

柿の葉寿司が生まれた吉野地方は海から遠い山間部。港町から来た行商人たちが運んできた鯖でお寿司をつくっていました。その鯖は、日持ちがするように塩が振られているものでした。ですので、今も鯖は塩と酢で味付けをしています。

また関西の寿司は、シャリを少し甘めに味付けをするのが伝統的。「すしの飯に六分の旨さがある」と言われています。それほどまでに、関西の寿司はシャリにこだわっていたのです。

柿の葉寿司も関西のお寿司の一つ。塩が効いたネタと寿司シャリの相性は抜群で、醤油をつけずともそのまま食べておいしいお寿司になっています。

【食べ方③】シャリが美味しい適温は20度前後

宅配便で送る際は、品質を保つために冷蔵便でお届けしています。元々保存食とはいえ、お寿司で生ものですので、温度管理はとても重要です。

当社が、美味しいと考えるシャリの適温は20度前後。しかし冷えすぎると固くなり、美味しさが半減してしまいます。

室温が高く、部屋の中に置いておくのは気がかりな暑い夏場は、冷蔵庫の野菜室に新聞紙などで包んで保管するのがおすすめ。お召し上がりの30分ほど前に野菜室から出して室温に戻していただくと、ちょうど良いシャリになります。

冬場は室温が低いので、そのまま部屋に置いていると、シャリが固くなる場合があります。その場合は、電子レンジでほんのり温めてお召し上がりください。

【電子レンジでの温め方】
①柿の葉寿司2~3個を皿に載せてラップをかける
②500Wの電子レンジで30秒ほど温める

この温め方を試していただき、まだ固いようでしたら、様子を見ながらもう少し温めていただければと思います。

保存方法や日持ちなどについて、より詳しく書いた記事がありますので、ぜひそちらもご覧ください!

シャリが固くなっても大丈夫。温め方をぜひ知っていただき、美味しくお召し上がりくださいね。

なお、余った柿の葉寿司を冷凍して保存するのはおすすめしておりません。解凍時に食味が変わる可能性があるためです。
もし、日持ちなどを気にされるようでしたら、冷凍の「蒸し柿の葉寿司」がおすすめ。当社は急速冷凍技術を用いているので、出来立てそのままの味を冷凍でお届けしています。

【食べ方④】柿の葉寿司を焼くのも美味しい

最近、テレビ番組で紹介されたり、TwitterなどのSNSでも話題になったりしている柿の葉寿司の食べ方。それが「葉っぱで包まれた状態でそのまま焼く」という食べ方です。

実は、柿の葉寿司を焼くのは、吉野地方では昔からポピュラーだったそう。冬場など、気温が低い時、固くなったシャリを美味しく食べるために、柿の葉で包まれたそのままの柿の葉寿司を軽く焼いて食べたそうです(もちろん柿の葉は剥がします)。

ご家庭でお試しになる場合は、柿の葉で包んだままオーブントースターで、230度5分程度焼くのがおすすめ。オーブントースターによって時間は異なってきますので、様子を見つつ、柿の葉の表面が少し焦げてきたら食べごろです。

ネタに少し熱が入り、シャリもふっくら。通常の柿の葉寿司とは少し違った味わいが楽しめますよ。焼く食べ方のほうが好き!という人がいるほど。簡単にお試しいただけるので、ぜひ、食べてみてくださいね!

ちなみに、こちらの記事でも焼いて食べる方法を詳しく書いています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

柿の葉寿司を食べたことある方も、焼く食べ方など知らなかったこともあったのではないでしょうか?

・柿の葉寿司の葉っぱは剥がして食べる
・醤油をつけずにそのまま食べるのが本来の食べ方
・シャリが美味しい適温は20度前後
・シャリが固い時は温めるのもおすすめ
・葉っぱごと焼くのも美味しい

今回はこの点をご紹介させていただきました。ぜひ、美味しく柿の葉寿司をお召し上がりくださいね。

さて、では、お子様をお持ちの方は特に気になるのが、「何歳から柿の葉寿司は食べれるの?」という疑問。ゐざさのブログでは、その目安もご紹介しています!

「ゐざさ」ではオンラインショップもございます。ご利用ください!

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